半導体株が市場下落を主導
ゴールドマン・サックスがAI関連設備投資がピークに達する可能性があるとの報告書を発表し、売りが早朝から始まった。エヌビディアは時価総額1200億ドルを失い、AMDとインテルも3%以上の下落。フィラデルフィア半導体株指数は4.1%下落し、1月以来の最大の一日下落。オランダの半導体製造装置メーカーASMLは、米国が同社の最先端リソグラフィ装置が中国で稼働しているか調査中との報道で6%下落。
投資家、AI投資へのリターンに疑問
市場の不安はAI構築の経済性に対する広範な再評価を反映。主要クラウドプロバイダーは過去18カ月間にAIデータセンターに合計2000億ドル以上を投じたが、投資収益は依然不透明で、多くのエンタープライズAI製品は初期導入段階。モーガン・スタンレーのアナリストは、AIインフラ支出の調整がテクノロジーサプライチェーン全体に波及すると警告。
ディフェンシブセクターが上昇、ローテーション加速
公益、ヘルスケア、生活必需品セクターは軒並み上昇し、投資家は安全資産に逃避。10年物国債利回りは4.12%に低下、債券価格は上昇。この売りで6月上旬からの上昇は消え、S&P500は月間ほぼ横ばい。市場参加者はエヌビディアの8月の次回決算でAI需要が本当に減速しているかどうかのシグナルを注視する。