ビジネス

中東戦闘激化で原油100ドル超え、株と債券に打撃

15 閲覧数

中東の戦闘拡大と長期紛争リスクを投資家が織り込む中、木曜日に原油価格が1バレル100ドルを超え、株式市場は下落した。ブルームバーグによると原油は一時109ドル超で取引された。

燃料輸送や物流コストは原油と密接に連動するため、持続的な上昇は数週間でインフレに波及する。投資家は米欧株を売り、政府債利回りを数年ぶりの高水準に押し上げた。

借入コスト上昇

エネルギー価格高騰がインフレを目標以上に保ち利下げを遅らせるとの懸念から、米国債の急激な売りが続いた。債券利回りは価格と逆に動くため、急騰は米政府と企業の借入コスト増を意味する。

ドルも安全資産とされるスイスフランや円に対しても上昇し、投資家は現金にシフトした。エネルギー株は数少ない勝ち組だった。

企業は支出を継続

資金調達コスト上昇はAIインフラ構築をまだ鈍らせていない。ブルームバーグによると、マイクロソフトは2032年までにデータセンター容量を現在の3倍超の約38ギガワットに拡大する計画だ。OpenAIもLSEGやPitchBookなど市場データを最新モデルと組み合わせた金融サービス向けChatGPTを投入した。

ベンチマーク・ミネラル・インテリジェンスのデータによると、電気自動車需要は8月に6カ月連続で増加し、欧州が成長を牽引した。テキサス証券取引所はニューヨーク勢に勝利を重ね、関連するエネルギー事業3社の主要上場をダラスに移させた。

債務と配当公約

米財務省によると、連邦債務は40兆ドルを超えた。同時にトランプ大統領は、自身の党が議会を維持すれば成人市民に5000ドルを給付すると約束しており、実現すれば借入圧力が増す。

出典: Reuters / Bloomberg / CNN