6カ月で17%から40%へ
2026年9月にGitHubで開かれたプルリクエストの40%超がAIエージェントによって開始されたと、10月28日に公表された同社の「Octoverse 2026」報告書が明らかにした。これは1カ月で約1億1000万件に相当し、エージェントが全体の17%を占めていた3月の約6倍となる。
報告書が対象とする12カ月間に、開発者は179億回コードをプッシュした。これは2024年と2025年の合計を上回る。集計期間は2025年10月1日から2026年9月30日までで、GitHubはユーザーの自己申告ではなくプラットフォーム上のシグナルを通じてエージェントの活動を検出した。
より大きな変更、より重いレビュー
エージェントが開始したプルリクエストは87%の確率で複数のファイルを変更したのに対し、人間が開いたものは79%だった。この傾向はレビュー担当者にとって重要だ。多くのファイルに触れる変更は1行の修正より確認が難しく、レビュー能力は生成能力と同じペースで伸びていない。
GitHubはまた、処理負荷の増大に伴い大規模な障害が繰り返し発生したと報告した。同社はこの1年で数百万の計算コア分の能力を拡張し、エンジニアリングブログではピーク時間帯にプラットフォームを安定させるため導入したキューイングやレート制限の変更について説明している。
ツールが同じベンチマークに収束
この報告書は新たな製品データと同時に発表された。一般提供が開始されたGitHubの「Copilot Fusion」は、10月28日に独立評価機関Artificial Analysisの「Coding Agent Index v2.0」で60.0と評価された。Claude Opus 5.5 Maxを用いたClaude Codeの比較構成は61.7で、差は1.7ポイントだった。
これらの数値は、主要なコーディングエージェントがベンチマーク課題で接近していることを示しており、競争は信頼性、レビュー品質、マージされた変更あたりのコストへと移っている。業界誌の取材に応じたエンジニアリングチームによると、ボトルネックはコードを書くことから検証することへ移っており、いくつかのチームは人間が読む前にエージェント生成のプルリクエストをより厳格な自動チェックにかけている。
次に注目すべき数字は、マージされたプルリクエストあたりのレビュー時間だ。生産量が増える一方でこれが上昇し続けるなら、エージェントは作業をなくしているのではなく、移動させていることになる。