スペインが7月19日、ニュージャージーのメットライフスタジアムで行われた決勝戦でリオネル・メッシ擁するアルゼンチンを延長戦の末1-0で破り、2度目のFIFAワールドカップ制覇を果たした。アルゼンチンの連覇(1962年のブラジル以来)の夢を砕き、交代出場のフェラン・トーレスが106分、ペナルティエリア内でバウンドしたボールに飛びつき、左足でクロスバーの下に決めた。
試合は緊張感あふれる戦術的な展開となり、アルゼンチンは後半の大半を10人で戦うことになった。前回王者は117分までシュートを一本も記録できず、10代の天才ラミン・ヤマルに触発されたスペインの若いチームがボールを支配し、終始ペースを握った。スペインにとっては、世界最高のチームを次々と破っての劇的な結末だった。
39歳でほぼ確実に最後のワールドカップとなるリオネル・メッシにとって、この敗北は壊滅的なものだった。アルゼンチンのレジェンドは、スペインの選手たちがセンターサークルでトロフィーを掲げるのを見つめながら涙をこらえた。それでもメッシは大会を通じて8得点4アシストの素晴らしい活躍を見せ、ワールドカップ通算得点を21に伸ばした。その後、IFFHS年間最優秀選手に選ばれた。
スペインの優勝は、2010年のタイトルに続く2度目のワールドカップ優勝となる。また、ヤマル、ペドリ、決勝点のトーレスという新世代の才能が世界の舞台で躍動したチームの遺産を確固たるものにした。アルゼンチンにとっては、高齢化したチームと、惜敗に打ちひしがれたファンの未来が課題となる。