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研究機、史上初めて巨大な「火災雲」を飛行へ

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火災雲とは何か

山火事は自ら天候を作り出すことがある。炎が十分に激しく燃えると、熱い空気と煙が柱となって空高く上昇する。空気中の水分が凝結して雲に変わり、巨大な積乱雲へと成長する。科学者はこれを火災積乱雲と呼ぶ。高さは10キロ以上にも達し、成層圏に届くこともある。雷を発生させて新たな火災を招く例もあれば、強風を起こして延焼を広げる例もある。火災雲は地球上で最も激しい気象現象の一つだ。

危険な飛行

研究チームは、このような嵐に航空機で突入する初めての計画を進めている。機体には温度、湿度、煙粒子、風を測定する装置を搭載する。火災雲の中は上昇気流が激しく、視界はほとんどゼロになる。チームは比較的穏やかな雲に限定して飛行し、いつでも引き返せる態勢を取る。パイロットと科学者は数か月にわたり訓練を重ねてきた。

なぜ重要なのか

火災雲は大量の煙を上空に送り込む。煙は数千キロを運ばれ、遠く離れた場所の空気も汚染する。地表に届く太陽光も変わり、局地的な天候に影響する。気候モデルはまだこの影響を十分に反映できていない。飛行データは予測の精度向上や、山火事と気候の相互作用の解明に役立つ。世界中で山火事が激しさを増す中、答えはますます急務になっている。

Source: Nature