AIが発見したもの
OpenAIは8日、汎用推論モデルが1946年に数学者ポール・エルデシュが提起した平面上の単位距離問題を解いたと発表。この成果は、AIシステムが数学の一分野における著名な未解決問題を自律的に解いた初めての事例となる。
AIが発見したもの
約80年にわたり、数学者たちはエルデシュ問題の最適解はおおむね正方形格子に似ていると信じてきた。OpenAIのモデルはその仮定を覆し、より優れた性能を発揮する全く新しい構成の族を生成した。証明は数学専用に構築されたシステムではなく、汎用推論モデルによるもので、検証言語Leanで形式化された。
専門家による検証
フィールズ賞受賞者のテレンス・タオ氏が証明をレビューし受理。これにより数学コミュニティ内での信頼性が高まった。この結果は、AIシステムが長い推論の連鎖を維持し、遠く離れた分野のアイデアを結びつける新時代の始まりと評されている。
数学を超えた応用
OpenAIは、この数学的ブレークスルーを可能にしたのと同じ能力が、生物学、物理学、工学、医学の分野での研究を加速させると述べた。同社は、人間の判断が依然として不可欠であり、AIは検索、提案、検証を行うが、重要な問題を選び結果を解釈するのは人間であると強調した。