若年成人での罹患率上昇
大腸がんは50歳未満の米国人のがん死亡原因のトップとなった。高齢者では検診の普及で減少しているが、若年層では1990年代から年間約2%ずつ増加。この傾向は米国だけでなくカナダ、オーストラリア、欧州でも見られる。
見逃されがちな警告サイン
若い患者は進行した段階で診断されることが多い。症状が痔や過敏性腸症候群などと誤認されるためだ。医療団体は、排便習慣の持続的な変化、直腸出血、腹痛、原因不明の体重減少など、2週間以上続く症状があれば年齢にかかわらず検査を受けるよう呼びかけている。
何がこの傾向を後押ししているのか?
正確な原因は不明だが、研究者は肥満率の上昇、座りがちな生活、加工食品中心の食生活、腸内細菌叢の変化などを指摘する。米国癌協会は45歳からの検診を推奨するが、高リスク群ではさらに早期の検診が必要と専門家は主張する。