合弁事業が完全所有工場に
ステランティス・インディアは、CKビルラ・グループの一部であるヒンドゥスタン・モーター・ファイナンス・コーポレーションが保有していた残りの株式を取得し、タミル・ナドゥ州ティルバルールの製造事業を完全所有した。この工場は2017年以来、合弁契約の下でグループ向けに車両を生産してきた。今回の変更により、チェンナイ港とサプライヤー網に近い立地にある工場の生産能力、設備、採用を自動車メーカーが直接管理できるようになる。
生産目標は5万台超に
同社は年間生産台数を2026年の約1万8000台から2027年までに5万台超へと、160%以上増やす計画で、直接雇用も同期間に2倍以上に増えるとしている。経営陣は国内販売に加えて輸出需要を挙げており、インドはアフリカ、中東、東南アジア市場向けの製造拠点としてますます利用されている。目標達成は、鋳造品、機械加工部品、ベアリング、電子部品のサプライヤーが生産ラインに追随できるか、また組立スタッフを期限内に十分採用・訓練できるかにかかっている。
業界全体で投資が続く
この動きは、インドの車両製造への幅広い投資の波の一部だ。タタ・モーターズが所有するJLRは、13億ドルの5年ローンについて世界の銀行と協議を始めた。世界の自動車メーカーは2026年の大半をサプライチェーンの再構築に費やし、関税変更や記録的な軽油価格とともに上昇した輸送費から工場を守るため、現地調達比率を高めてきた。部品メーカーにとって、工場が1万8000台から5万台になることは複数年にわたる受注残を意味する。この工場の品質承認を持つベアリング、鋳造、電子部品のサプライヤーは、増産に先立って機械、金型、人員を追加するとみられる。アナリストは主なリスクとして、予想を下回る需要と、輸出向けの新しいラインの認定に必要な時間を挙げている。認定には1年以上かかることもある。
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