科学

ホン・ワン氏、50年来の難問を解き、フィールズ賞を受賞した3人目の女性に

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半世紀にわたる難問を解決

ホン・ワン氏が、数学の最高栄誉の一つである2026年フィールズ賞を受賞した。国際数学連合は7月23日に受賞を発表した。ワン氏(35歳)は、ニューヨーク大学とフランスの高等科学研究所(IHES)の教授である。

この賞は、3次元空間における掛谷予想の証明を評価したものだ。この問題は、「針がすべての方向を向くために必要なスペースはどれくらいか」という単純な問いを投げかける。数学者たちは半世紀にわたってこの問題に取り組んできた。専門家が「世紀に一度の成果」と評するワン氏の証明は、ついにこの問題を解決した。

数学界における女性への稀有な栄誉

ワン氏は、90年の歴史を持つフィールズ賞を受賞した3人目の女性である。イランのマリアム・ミルザハニ氏が2014年に初の受賞者となり、ウクライナのマリナ・ビヤゾフスカ氏が2022年に続いた。ワン氏は中国人女性としても初の受賞者である。

フィールズ賞は4年ごとに40歳未満の数学者に授与される。ワン氏は今年の受賞者4人のうちの1人で、他にはユー・デン氏、ジョン・パードン氏、ジェイコブ・ツィマーマン氏がいる。

新進気鋭の軌跡

ワン氏は中国の桂林で育ち、北京大学で学んだ後、米国で博士号を取得した。彼女の研究はフーリエ解析と幾何学的測度論に及ぶ。

掛谷予想の証明により、彼女はセーラム賞、オストロフスキー賞、クレイ研究賞など数々の賞を受賞した。2025年9月には、60年以上にわたり終身教授職がほぼ男性のみによって占められてきたIHESで、2人目の女性終身教授となった。

出典: Quanta Magazine